慶応元年、それが当社の創業です。
店舗拡張の為に「土蔵」を事務所に改造した際に当家のルーツである【(宮大工の棟梁)大工團吉の大工箱】に筆書きを発見し、それと同時に【團助名の記された大福帳(売掛帳)】も発見されました。
本間家の家業本團呉服店は代々「團助名」の屋号にて旧巻町近郊の得意先に親しまれ呼ばれてきました。
創業者團助は、慶応元年十二月十二日の没と位牌にて判明し呉服家業創業者の没年を以て創業年度と制定いたしました。それから百五十年、地元越後、蒲原の巻に育てられ、【呉服商】を営み生計を建てて参り今日に至ります。
「日本の歴史と日本の文化、それを切り口として、日本人の心の豊かさをテーマに商いを続けてゆく」、其れを当社の喜びとしております。
日本各地で育ち受継がれて来た「織と染めの文化と技術」を決して途絶えさせてはなりません。時代は変わっても其の心を受継ぎ次代へと継承し続け、日本人としての心の豊かさを「きもの」を通じて商人として守り通す事が私ども『ほんだん』の使命と信じ、各地の文化『染めと織』を「語り部や職人さん」等を招いて紹介することを基本の生業とし、又、時代の変化に対応できる商人として新規事業へも進出し地域に根ざした「地域土着企業」としてお役に立ちたいと願っております。
今後の「ほんだん」を温かく育て見守って頂きたくお願いいたします。
株式会社ホンダン
七代目 本間 團